学資保険・こども保険の現状とデメリット
最近は、生命保険の貯蓄性も悪くなり、受け取る祝金や満期保険金の総額より、支払う保険料の総額のほうが多い「元本割れ」のこども保険商品も少なくないようです。
それは、主に契約者の死亡保障分の保険料が保険に含まれているようになっているのが原因です。
また、学資保険・こども保険に、子どもが病気やケガで入院したり手術したときに給付金が支払われる医療特約を付けて加入するケースも多いので、この分の保険料も併せて支払えば、ますます元本割れするこども保険は多くなります。
郵便局の学資保険は、被保険者であるこどもが0歳、契約者である父親が30歳、保険金額100万円、18歳満期で契約した場合、受け取る生存給付金(祝金)と満期保険金の合計額は100万円ですが、 月払保険料は4840円で、保険料の払込総額は104万5440円と、元本割れしてしまいます。
子どもの入院保障(疾病傷害入院特約)を100万円付けて契約すると、月払保険料は5000円となり、保険料の払込総額は108万円になります。
保険の貯蓄性が高かった商品が扱われていたころは、子どもの進学資金作りで利用価値があったこども保険ですが、貯蓄性の低下とともに、元本割れを起こす商品が多くなりました。子どもの進学資金作りが目的で、生計の担い手の死亡保障が十分であるなら、こども保険で進学資金の準備をするより、預貯金などの金融商品で積立をしていったほうがよいでしょう。
よって貯蓄目的だけで保険に加入する場合はメリットが低くなることもあります。